状況説明はほぼその人の感覚のみの話だ。それに惑わされるな。@パソコンのおぢちゃんの言葉⑥

ちょびパソStyle山口です。

PCアトリエ前川さんは2019年11月末に静かに逝かれました。
そのおぢちゃんとのお付き合いは十数年。
仕事をするにあたり、修理設定などの現場や
私が壁に当たったときに「よくきけ」というフレーズから始まる、
「おぢちゃんの言葉集」をかみ砕いて残したいと思います。

 

今まで書いてきた、おぢちゃんのストーリーはこちらです。

PCトラブルは切り分けからだ@パソコンのおぢちゃんの言葉① 

PCCDの種類は手書きでもいいからわかりやすくかいとけ@パソコンのおぢちゃんの言葉② 

PC基本はチェックからだ。チェックしないで次へ行くな@パソコンのおぢちゃんの言葉③ 

PC再起動したかのか!?してない?ばかたれ!@パソコンのおぢちゃんの言葉④ 

PCネット接続の設定でついてたCDでやったと?出直してこい!@パソコンのおぢちゃんの言葉⑤

PC状況説明はほぼその人の感覚のみの話だ。それに惑わされるな。@パソコンのおぢちゃんの言葉⑥

PCどうしてあのうまそうな写真の店に一人でいったんだ!!@パソコンのおぢちゃんの言葉⑦

PC仕事で使う道具は良いものを使え@パソコンのおぢちゃんの言葉⑧ 

PC餅は餅屋。さっちゃんは、初心者対応のプロだ@パソコンのおぢちゃんの言葉⑨

 

 


 

状況説明はほぼその人の感覚のみの話だ。それに惑わされるな。状況判断しろ。

●パソコンが壊れた
●プリンターが壊れた
●スマホが壊れた

ヘルプはこんなフレーズから始まります。
 

ちょっとここからは長いので、時間のある方だけどうぞ。
 

*****
私がパソコンインストラクターになる数年前。
ちょっとパソコンに詳しいママ友という立場に
私はいたらしいのだけど、全く自覚なし(笑)

私は当時WindowsMEを持っていました。
そして、当時結構仲良かった保育園のママ友が
私が持っているメーカーと同じパソコンを購入したとのこと。

同じメーカーにした理由は

「わからなくなったら山口に聞けるから安心」という理由。
ママ友は30万もするパソコンを買いました。
その名も、WindowsXP。出たばかりのやつです。
 

ママ友は、ことあるごとに電話してきました。
「こんな画面出たんだけどどうして?」
「普通に使ってたらできないんだけど、なぜ?」

ネットの画面は答えられても、設定の画面はXPをもっていない私には答えられません。

「ごめんね、わからない。」

それが続いたある日のこと。ママ友から衝撃的な言葉が。
 

「あなたに聞けると思って30万も出して買ったのに、
 あなたが答えてくれないと買った意味ないじゃない。」
※お金もらってない時代です。毎日呼び出されていました。お子と仲良かったので。
 

おかげで仕事にしようと思った次第です(笑)
ちょうど、WindowsXPのSP1→SP2になるころで
とっても大変な時代でしたなぁ(しみじみ)
****
↑↑
これが今回のタイトルの一番最初に経験したことでした(笑)

 

さて、開業時代に戻ります。
 

まだおぢちゃんと知り合う前で開業したばかりのころは
こんな理由で呼び出されていました。

番号を振ります。

①教えてもらった通りしたけどできなかった
②おしえてもらったけど、わすれちゃったから出来ない
③印刷機が動かないけど、最後にさわったのは先生ですよね。
④マウスがさっきまで動いてたのに動かないのはなんで?
⑤画面になんかでてきたけどわからないから×した。何がでたの?
⑥ちいさい つ の入れ方教えてもらうの忘れた
 

まだまだありますが、当時の私はお代をいただいているからと
アフターのため毎回無料で付き合っていました。
が、困るのは突然で夜とか朝早くとか。
もしくはレッスン中とか。
でも、相手は「月謝払ってるのに」という姿勢がすごかった。

※当時はお金払ったら解決するまで付き合うという暗黙ルールがあった。
 昔ながらの電気屋さんがまだまだ多かったからね。

番号順の状況を今の私だから説明できますが
①教えてもらった通りやってません。クリックは違うところでやってます。
②覚えてるかどうかは本人次第。
③模様替えをしたそうです。背面のUSBケーブルがLANケーブルに刺さってました。
④さっきまで動いてたのは電池があったから。動かなくなったのは電池がなくなったから(無線マウス)
⑤なんて出てたのか、日本語の一文でいいからヒントください。何もなかったらわからないです。あなたのことは監視してません(涙
⑥教えてもらい忘れは、またレッスン受けてください(涙

 

50に1つぐらいは、私の落ち度もありましたが
ほとんどの状況説明はフンワリ系の
 

普通に使ってただけなのに。
なんかおかしくなった。
 

普通に使ってた。えええと、何もやってないっすか?本当っすか?
何かやってませんか?どっかクリックしてませんか?ホントにその場所クリックしましたか?
 

そしたらこんな返答が

普通に使ってただけなのになんで壊れたの。私が壊したの?
誰かが壊したの?ウイルス?なんも普通に使ってただけなのに。
 

そして、ここで大事なこと。

どうなったかという事実をマシンをみて確認すること。
 

【確認事項】
電源入る?はいらない?
デスクトップがでる?でない?
マウスつかえる?つかえない?
キーボードつかえる?つかえない?
ネットつながる?つながらない?
いつもみているYahoo!などのネットはみれる?みれない?
メール受信できる?できない?
印刷できる?できない?

などなど。

 

パソコン壊れた。どうしよう。
 

壊れた本人は全部目にしているから
「壊れた」と一言で片づけますが
私は見ないとわからない。

そして、普通に使っていたといわれても
あなたの普通が「はじめまして。よろしくお願いします」のわたしには
あいさつしただけではわからない。

それが通じずにお客がイライラして怒ってしまった経験もあります。

「だ か ら ! 
普通に使ってただけでなるっておかしいだろう?
だから、●●さんにきいて詳しいっていうから電話したんだ。
自分が普通に使っていただけなのに、こうなるのはおかしいんだ。
それがどうしてかって聞いてるんだ。
それを答えて直すのがあんたの仕事だろう。
何のために自分はあんたを呼んだと思っているんだ。
明日までに直らないと自分は困るんだ。
普通に使っておかしくなったこと自体がおかしいんだ。
だから早く直して使えるようするのがあんたの役目だ。
なんとかしろ。」
 

もーーーーなきましたね。ホントになけてきました。

なので、おぢちゃんにヘルプを出して、
修理を依頼しました。

「そっか、大丈夫だ。お疲れさん。俺やってやるからあとは大丈夫だ。」

で、お客に

「代わりのものが来ますので、あとはそちらへお願いしてください」

といったら、火に油。

「はぁ?あんたに頼んで自分は時間を作ったのに直せないだと。
 詳しいからって言っても詳しくないんだな。わかったわ。
 ●●さんにはしっかり言わせてもらいますわ。(怒)」
 

ないたないた。ホントにないた。
だって、お客の普通がわからなくて、原因すら特定できなかったから。
それより。お客が怖かった。高圧的で。
何を言っても「自分はいつも通りに使ってた」しか言わないし。

 

「さっちゃん、おわったよー。おつかれさーん。」

と、おぢちゃんからの電話が数十分後。
まだ私が涙声でしか話せないぐらいの短い時間。

「大丈夫だったんですかー。ほんとすみません。できなくてホント怖かった」

といったら

「あはははは!!!あれな、●●してたんだ。だからなったんだ。
 しっかりいっといたぞ。
 ”お客様。あなたの普通はあなただけですよ
 ●●したからなったんですねぇ。これはなりますよ。
 原因はあなたが●●したからです。
 状況を言えば、前に来た女性でも直せたでしょうね。”

  って言っといたから。」
 

ちぃと一旦電話きりましたな。安堵感で涙が止まらなくて。

 

で、落ち着いてから電話したときに言われたのが

「いいか、よくきけよ。お客が言ってるのは自分の記憶だけのことが結構ある。
 俺らのようなサポートはそれを聞きながら、状況判断するんだ。
 相手の感覚で言われても、事実は機械が物語る。
 普通に使ってたってのは、結構な間違いがあるもんなんだ。
 だから、相手のことばを聞くのはいいが、それに惑わされたらだめなんだぞ。
 状況判断ができる経験が、全部教えてくれるんだ。
 だから、現場に立って、たくさんの経験をするしかないもんなんだ。
 経験さえ積めば、”感”がそのうちついてきてくれる。
 今回あたったお客はしんどかったかもしれんが、
 あんたの経験値に絶対なるからな。」
 

【感】ってなんだろ?ってわからなかった時におぢちゃんが話してくれてたので、
経験だけを積んで、わからんときには電話するようになるきっかけの出来事でした。

 

いまは「あ、これはこれ以上やったらダメだ」ってのが
なんとなくわかるようになりました。
でも、「どのあたり?」と言われたら、わからないわたしです。

ただ、「普通に使ってるあなたの普通は?」ってレッスンでもサポートでもサークルでもことあるごとに

「あなたの普通の使い方を教えてください。」ってやたらと

「普通」って言葉に過剰反応するようにもなりましたなぁ。

おぢちゃん普通じゃなかったからね(笑)
 

あ、おぢちゃんが私の代わりに行ってくれた
その高圧的なお客は、最後は安心して笑顔で送ってくれたって。

「不安だったからだろ。その気持ちはわかってやらんとな。」

ええと、私、たくさん涙しましたが
そちらで「ちゃんちゃん」となった模様(笑)

え?私への謝罪?あるわけないじゃん。
そのお客も一生懸命にどうにかしようとしてて
とても焦っていたんだもん。大切な作業だったから。
 

ま、早い話。私の未熟さが原因だったのもあったことをここでご報告(笑)

何年前の話だったべねぇ。
 

 

 

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ちょびパソStyle 山口幸子

パソコンは機械。それを使う側がどのように使いたいかということが大切。その方に合わせたレッスンをこちらがお教えできる限り何でもお教えしています。不要なことは省き、必要な部分は重点的にレッスンします。教室レッスンはマンツーマンですので、理解できないポイントや、つまづいてしまうところもよくわかります。理解できているところは省いて、できない部分をレッスンするので、無駄がありません。テキスト通りのレッスンではなく、実践的で生活に役立つレッスンを心がけています。キレイに早く作るコツやポイントもレッスンの中に盛り込んでいます。
パソコンインストラクター歴17年 パソコン教室運営15年。